小児専門のケアリングサービスを提供するソイナースでは、ママ看護師さんが多く在籍されています。医療的ケアを必要とするお子様に寄り添うこの仕事では、育児の経験が大活躍!
ただし、ソイナースで働くことを検討される方から、「仕事と子育てを両立できるか不安」という声をいただくこともあります。そこで今回は、ソイナースで活躍するママ看護師・Kさんにインタビュー!
仕事と子育てを両立させた理想的なワークスタイルを教えていただきました。
看護師歴 18年
小児病院、児童発達支援施設勤務を経験した後、ソイナースで2年目の小児訪問看護師
家族構成:夫(会社員)・長男(中1)・長女(小5)・次女(小2)
家族の都合にあった自分らしい働き方
Q.ソイナースで働き始めた理由を教えてください。
家族の都合にあわせて、自分の働き方を調整できることが主な理由です。
ソイナースでの仕事をするKさんの一日
-7:45 子どもの登校より少し前に自宅出発
出勤時間が子どもの登校時間より早い日は、月初めに夫に情報共有をしています。
子どもたちにも前日の夜に伝えています。
-8:00 勤務開始
前日夜に電子カルテから情報収集を済ませています。
現場到着後、新しい情報がないか、最終確認しています。
-17:00 退勤
仕事が終わったら、子どもに連絡し、家での様子を確認しています。
なるべく早く自宅に到着できるよう、基本的には直帰ですが、買い物があれば帰宅途中に済ませています。
仕事と子育てを両立するために【家族の理解が欠かせない】
Q.仕事と子育てを無理なく両立するために、心がけていることを教えてください。
母親である私が、一人で頑張りすぎるとストレスやイライラを溜めることになり、無理が生じるので、【家族に協力してもらうこと】を大切にしています。
Q.旦那さんやお子さんはどのように協力してくださるのでしょうか?
子どもも少し大きくなり、自分のことは自分でできるようになりました。
その上で、私の出勤時間や帰ってくる時間を伝えることで、「この時間にママがいない」という心の準備をしてもらっています。
事前に時間を伝えることで、学校のことの確認や髪の毛を結ぶなど、私がいる時にするべきコミュニケーションが円滑になっていると思います。
夫にも子どもの見守り以外に、家事をお願いしています。
Q.お子さんも旦那さんも、お母さんであるKさんのお仕事をしっかり理解していらっしゃるんですね!
家では子どもたちの話を聞くことの方が多いのですが、仕事の準備をしたり、勉強をしていると「何してるの?」「どうしてそれやってるの?」などと聞かれます。
そういう場面で丁寧に答えることで、母がどういう仕事をしているのかを理解してくれているんだと思います!
子どもたちにとってあまり身近ではないことを仕事としているので、内容だけでなく理由や背景なども話して、私自身や関わっているお子さんのことも感じてもらえるように意識しています。
【実録エピソード】ソイナースで働いてからの家庭の様子
Q.ソイナースで働いてからとその前で、ご家庭の様子が変わったと感じることはありますか?
ソイナースで働くまでは、「私(ママ)が帰ってくるまでに宿題や習い事の練習は終わらせててほしい!」とお願いしても、結局やらない…なんていう衝突も多かったんですね。
でも希望の時間帯や働く頻度を選べるソイナースで勤務してからは、子どもたちが帰ってくる時間に私が家にいる曜日を作ってみました。すると、子どもたちの様子がよく見えるようになったんです。
そこで、学校から帰ったらダラダラしたい気持ちや母がいないのにやるわけないか、となんとなく子どもの気持ちが理解できるようになったんです。これに気づいてからは、私からの声かけも変わり衝突することが減ったように感じています。
急病や急用は夫や義実家の協力が不可欠!
Q.ソイナースは医療的ケアを必要とする利用者様のご事情も考えると、急なお休みに対応できる体制ではありません。その点、どのように調整されていますか?
基本的に子どもの急病については、夫が対応しています。
夫の仕事の場合、学校からの電話も漏れなく取れることなど、割とフレキシブルな働き方ができるので、とてもありがたく感じています。
それでも夫にもどうしてもということがあるので、私が調整をお願いしたり、義実家に協力できるか聞いたりすることもあります。
ソイナースでは、働きたいエリアや時間帯など、希望に沿った働き方をしていただけるようシフトを組んでいます。そのため、子育てや副業との両立など、ライフスタイルにあった働き方が可能です。
出勤前の【事前準備】も両立の秘訣
Q.ご家庭の協力と理解の深さをとても感じました!では、仕事面でご自身が両立のために心がけていることも教えてください
出勤前は自分の支度だけでなく、家事や子どものことで手がいっぱいになるので、事前に余裕を持った準備をするよう心がけています。
例えば前日の夜に、利用者様の情報収集や当日の確認事項などの情報も整理しています。そうすることで、勤務直前では最新情報があるかどうかの情報収集で済みます。
利用者様に寄り添った、理解者であるために
Q.事前準備の件も含め、まさに抜け目なくソイナースのお仕事をこなしている印象のKさんですが、仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
私は小児訪問看護師として、「その子がその子らしくいられるための理解者でありたい」と思っています。身体的観察だけでなく、精神的な状況も考えながら、その子に寄り添って看護することを大切にしています。
Q.実際に寄り添うことの大切さを最も感じたエピソードを教えてください。
毎週お会いしているご利用者様は、なかなか会話も弾まず、困っていることを私に言えているのか…、私はちゃんとケアできているのか、悩んでいたことがありました。実際にこちらが介入したい点と、ご本人の介入して欲しい点が一致していない状況も続いていました。
そんなある日、その子から吸引して欲しいと意志表示してくれたんです。また、ちょっと寄りかかるのに手や肩を貸すなど些細なことも意志表示してくれるようになりました。
ここで私は、私視点だけで介入するのではなく、自分の意思がしっかりあるお子さんとの介入するしないのバランスを探していくことの大切さに気づきました。
些細なことでも気づいたり援助したりする、物理的、精神的距離を保つことが寄り添うことなのだと、自分の中で1つステップアップしたように感じたんです。
ママであることを活かしながら、援助の幅を広げていきたい
Q.小児訪問看護師として、これから目指していきたいことを教えてください。
より多くのお子さんと関わって、その子らしく、子どもらしく、子どもにとって当然のことを当然のように生活できるように、自分の援助技術の幅を広げたいと思っています。
その一つに、手話の勉強をここ数年やっています。
Q.とても素敵な目標と取り組みですね!最後にこれから小児訪問看護師を目指すワーキングママさんにメッセージをお願いします。
子どもの成長とともに、母としての優先順位や、やれる事・やりたい事も変化していくと思います。ソイナースでは、そんな変化に合わせてお仕事を調整できるので、家庭と仕事の両立がしやすいととても感じています。
ぜひママである経験、看護師としての経験を活かしてください。
まずはLINEにて、お気軽にお問合せください。