児童発達支援/放課後等デイサービス施設 の看護師とは?主な業務と必要スキルを解説

「子どもとじっくり向き合える場所で働きたい」
そう考える看護師にオススメなのが、【児童発達支援/放課後等デイサービス施設】という職場。

児童発達支援/放課後等デイサービス施設は、発達に特性のある未就学児が通い、日常生活や遊びを通して成長をサポートする“通所型の療育の場”です。

そこで働く看護師は、医療的ケアに加え、子どもたちの「できた!」を引き出す存在として、生活全体に寄り添った支援を担っています。

この記事では、児童発達支援における看護師の役割や、現場で求められるスキル、多職種との連携、やりがいについて分かりやすく紹介します。

そして小児専門のケアリングサービスを提供するソイナースは、自社初となる児童発達支援/放課後等デイサービス施設【ソイナース府中Port】を、2025年8月1日に東京都府中市で開業いたします。

小児医療に向き合うソイナースが、新しいステージとしてなぜ児童発達支援/放課後等デイサービス施設を開業したのか、その理由についても解説いたします。

 

児童発達支援/放課後等デイサービス施設の看護師|主な7つの業務

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師の役割は、医療的ケア児の訪問看護や病院での仕事とは異なる点も多くあります。
なぜなら、児童発達支援/放課後等デイサービス施設の看護師は、子どもたちの生活や発達を支える“療育の一員”としての関わりが求められているから。

そんな児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師の主な7つの業務を紹介します。

 

個別支援計画書の作成と実施

児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、児童発達支援管理責任者が一人ひとりの子どもの発達状況や医療的ニーズに合わせて、個別支援計画書を作成します。医師の指示書に基づきつつ、施設での日常生活の中でどのように看護支援を行うか、具体的に落とし込んでいく作業です。

看護計画の実施は、次のように施設での“安心と成長”を支えています。

  • 安心して過ごせる環境が整う
  • 体調の変化に早く気づける
  • 一人ひとりの成長を丁寧に支援できる

 

他職種との情報共有・連携

児童発達支援/放課後等デイサービス施設の看護師は、保育士や児童指導員、機能訓練担当などと、日々の情報を共有しながら支援を行います。

こうして子どもを支える多職種との連携により、次のような環境づくりが実現されます。

  • 支援内容が統一され、子どもが安心して過ごせる
  • 体調や行動の変化にチームで気づきやすくなる
  • “医療”と“発達支援”の橋渡しができる

 

送迎時の付き添い・観察

児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、自宅から施設までの送迎時に医療的ケアが必要になる子どもも多く在籍しています。
そのため、看護師が送迎車に同乗し、安全を見守ることもあるのです。
その際の具体的な役割は、次のとおりです。

  • 送迎中の安全確認と見守り
  • 小さな変化の早期発見
  • 安心・安全な通所を支える

こうした見守りにより、子どもがより安全に日常生活を送れるための体制を整えています。

 

トイレ・食事など生活支援のサポート

児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、子どもたちの生活に寄り添う支援も看護師の大切な役割です。
次のように子どもの健康や成長を見守るサポートをしています。

  • 習慣づけを促すトイレ誘導・オムツ交換
  • 食事中のトラブルに配慮した見守り・介助
  • 生活支援を通じた信頼関係の構築

こうして看護師が生活の場面に寄り添うことで、子どもたちの自立支援や心の安定に貢献することができます。

 

子どもに合った遊びの提供・見守り

遊びは、子どもにとって発達を促す大切な活動のひとつ。
だからこそ児童発達支援/放課後等デイサービス施設の看護師も医療的な立場からだけでなく、遊びの時間にも積極的に関わります。

  • 体調や発達に応じた遊びの提案
  • 遊びの見守り・安全管理
  • 遊びから見える表情や動きなどの健康観察
  • 子どもとの信頼関係づくり

このように、看護師の関わりは“遊びの場”にも広がり、子どもたちの健やかな成長を見守る大切な支えとなっています。

 

健康観察と日々の記録

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師にとって、子どもの体調変化にいち早く気づく「健康観察」は重要な業務です。
次のような日々の健康の記録は、家族や他職種との情報共有にも活用され、子どもの安心・安全な生活を支えます。

  • バイタルサインのチェック
  • 疲労感や食欲など、体調変化の観察
  • こまめな健康記録と医師との連携

 

保護者への報告・相談対応

ご自身の手が届かない場所に子どもを送り出す保護者にとって、子どもの体調や日常生活の様子は大変気になることでしょう。
さらに自宅に帰ってからの生活でも安全に過ごせるよう、保護者への引き継ぎはとても重要です。

だからこそ児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、看護師が一日の終わりに子どもの様子を丁寧に共有。さらに、ご家族からも気になる点をヒアリングするといったコミュニケーションを大切にしています。

  • 日中の体調や様子の共有
  • 医療的ケアの実施状況の報告
  • 保護者からの相談への対応

こうした日々の対話の積み重ねが、信頼関係を築き、保護者の安心感はもちろん、子どもにとってよりよい支援へとつながっていきます。

 

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師の1日をチェック!

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師の1日は、医療的ケアだけでなく、生活支援や多職種連携まで多岐にわたります。
そこで次に、児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師のとある1日のタイムスケジュールを紹介。

どのような視点で子どもと関わっているのか、業務のリアルな流れを確認しましょう。

 

1日のスケジュール例

8:30 出勤・情報共有
当日の出席状況や健康面の引き継ぎを他職種と確認

9:00 子どもたちの受け入れ・健康観察・送迎添乗
バイタルチェックや体調確認など

9:30 遊び・活動の見守りと生活支援
医療的ケア児への吸引・経管栄養の対応なども実施

11:30 昼食介助・服薬管理
食事中の様子を見守りながら必要に応じて介助

12:30 休憩(交代制)

13:30 午後の活動支援・医療的ケア
午後の療育や遊びの中での見守りと必要なケア

14:30 トイレ誘導・おむつ交換など生活支援

15:00 帰宅準備・送迎添乗・保護者への報告
1日の様子の共有や相談対応

16:00 記録・翌日の準備・多職種との情報共有

17:00 退勤

このように児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、安全かつ楽しい1日をつくるために、看護師をはじめ、様々な視点からスタッフがチームで連携しながら活躍しています。

 

看護師と療育スタッフの違い|役割のと連携の重要性

児童発達支援/放課後等デイサービス施設では、看護師と療育スタッフ(保育士や児童指導員など)が連携しながら子どもを支援しています。
ただし、その役割や専門性には明確な違いがあります。

  • 看護師:子どもの命と健康を守る
  • 療育スタッフ:子どもの成長と発達を支える

それぞれ、児童発達支援/放課後等デイサービス施設において、大事な役割を担う専門職です。

では、具体的に療育スタッフはどのような仕事をしているのか、看護師との違いを整理しながら、連携のポイントについても解説します。

 

成長と発達を支える「療育スタッフ」の役割

看護師と療育スタッフ、それぞれのアプローチは異なりますが、目指すのは「子ども一人ひとりが安心して育っていける環境づくり」。
そのために、療育スタッフは以下のような支援を行っています。

子どもの発達段階に応じた支援

遊び・生活動作・集団行動などの中で、成長を引き出す関わり

関係性づくりを通じた社会性の育成

信頼関係を築きながら、他者との関わり方を育む
子どもたちそれぞれが、自分の感情や気持ちを自分なりのやり方で表現できるような関わり

活動プログラムの計画・実施

個別支援計画に沿って、日々の療育内容を組み立て

家族への支援や継続的な関わり

家庭との連携を通じて、子どもに合った支援を継続

このように療育スタッフは、日々の丁寧な関わりの中で「その子らしさ」を伸ばす存在。医療的視点とは異なるかたちで、子どもと家族を支えていきます。

 

看護師と療育スタッフの連携ポイント

看護師と療育スタッフは、それぞれの専門性を活かしながら、子ども一人ひとりの「安心」と「成長」の両立を支えるチームとして、次のような連携を行っています。

体調面の情報共有

朝の健康チェック結果や日中の体調変化などを療育スタッフと共有し、活動内容の調整に役立てます。

支援の方向性のすり合わせ

看護師は医療的視点、療育スタッフは発達支援の視点から、子どもの特性や課題に応じた対応方法を日々話し合います。

緊急時や体調急変時の協力体制

急な体調悪化があった場合など、療育スタッフが看護師に迅速に連携し、必要なケアや対応を協力して行います。

保護者対応の連携

子どもの体調や様子について、看護師と療育スタッフが連携して保護者に説明・相談対応を行う場面もあります。

このように、専門性の違いを尊重しながら日々連携することで、子どもたちの安心と成長・発達が両立できる支援環境が整っているのです。

 

【求められるスキル】児童発達支援/放課後等デイサービス施設で看護師に求められる力とは?

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師には、病院とは異なるスキルが求められます。
医療ケアにとどまらず、子どもの発達支援や多職種連携の現場において、専門性と柔軟性の両立が鍵になります。

 

観察力と状況判断力

子どもは言葉で体調を表現するのが難しいことも多く、小さなサインを読み取る力が重要です。

  • 微細な変化(表情・姿勢・活動量など)を見逃さない
  • 「いつもと違う」違和感を即座に判断する
  • 医療的ケアだけでなく、遊びや生活の中での様子も含めて観察する

 

発達特性への理解

発達に個性がある子どもたちと関わるため、医学的な知識と発達理解、どちらへの理解も重要となります。

  • その子にとって無理のない関わり方を工夫できる柔軟性
  • 落ち着く声かけや関わり方の工夫など、安心感を与えるスキル

 

他職種との協調性と連携スキル

療育はチームで行うもの。看護師としての視点を伝えつつ、多職種と協調する姿勢が不可欠です。

  • 保育士・児童指導員・リハ職などとの情報共有
  • 相手の専門性を尊重しながら、自身の意見も明確に伝える
  • チームとして動く意識を持ち、連携を前提とした支援を行う

 

家族支援の視点

保護者との関わりも多いため、“寄り添う力”と“伝える力”が問われます。

  • 子どもの体調や様子を、わかりやすく伝える説明力
  • 家庭の不安や悩みに耳を傾ける傾聴力
  • 「家庭と施設をつなぐ看護師」としての存在感

 

ソイナースが児童発達支援/放課後等デイサービス施設を開業する理由

小児専門のケアリングサービスを展開してきたソイナースが、2025年8月に児童発達支援/放課後等デイサービス施設「ソイナース府中Port」を開業する背景には、私たちが大切にしてきた“子どもと家族の暮らしに寄り添う”という想いがあります。

 

「すべての障がい児家庭の社会参画」を目指して

ソイナースのミッションは、「すべての障がい児・医療的ケア児家庭の社会参画」を実現すること。

医療的ケアに限らず、子どもたちの生活全体を支えるには、日々の暮らしの場に関わる支援が不可欠です。
訪問看護だけでは届かない領域にも、チームで伴走したい…そう考えたとき、新たな支援の形として“通所型の療育施設”を立ち上げることを決意しました。

 

地域の課題に応える「居場所」を

開設する府中エリアでは、重症心身障害児・医療的ケア児が通える施設が少なく、そもそも放課後等デイサービスの充足も十分とは言えません。

また、送迎の制限などで通所自体が困難な子どももいます。

「ソイナース府中Port」は、こうした地域の課題に向き合い、誰もが通える“安心の拠点”をつくることを目指しています。

 

子どもの“いい顔”と、家族とともに育つ場所へ

「ソイナース府中Port」に通うことで、子どもたちが自宅ではできない様々な経験に出会ってほしいと考えています。
そして、他の子どもとの関わりの中で、自分なりの“いい顔”を見せてくれることが私たちの願いです。

さらにその成長をともに喜び合える家族や支援者との深い信頼関係が育まれる場所を目指していきたいと思います。

 

地域とつながり、チームで支える

私たちは、府中市・調布市・狛江市・三鷹市などの多職種と十分に連携しながら、地域ぐるみで子どもとご家族を支える体制をつくっていきます。

  • 自治体
  • 相談支援事業所
  • 医療従事者
  • 他の福祉事業者

“点”ではなく“面”でつながる支援を実現することで、子どもと家族の未来を、もっと自由に、もっと豊かに広げていきたいと考えています。

 

児童発達支援/放課後等デイサービス施設の看護師という選択肢

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師は、単なる医療職ではありません。

子どもたちの成長と安心を、チームで見守り、ときに生活の中に寄り添いながら支える。そんな“療育の一員”としての役割を担っています。

発達に特性のある子どもたちの「できた!」に立ち会う毎日は、やりがいに満ちていて、看護師としての視野も広げてくれるはずです。

医療と療育のあいだで、自分の力をもっと活かしたい。

そう感じている人こそ、児童発達支援/放課後等デイサービス施設という新しいフィールドを、次の一歩として考えてみてはいかがでしょうか。

児童発達支援/放課後等デイサービス施設で働く看護師について、そして【ソイナース府中Port】について詳しく知りたい人は、お気軽にご連絡ください。

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