忙しい病棟での日々に、もっと柔軟な働き方を求めて、訪問看護に転職する…というケースも少なくはありません。
ただし訪問看護の仕事ならやりがいを感じられるかは、その人次第。まさに十人十色です。
そこで今回は、訪問看護に興味がある人がそのやりがいを少しでも自分ごとに考えられるように、ソイナースで活躍している小児訪問看護師のリアルな声を集約しながら、訪問看護ならではのやりがいや魅力を紹介します。
【やりがい①】患者さんの成長の瞬間に立ち会える喜び
在宅での医療的ケアを必要とするお子様の中には、発達がゆっくりな子もいます。しかしその中でも、看護師との関わりだけでなく、社会との繋がりでできることを増やしていくことで、成長の喜びがひとしおなのです。
また小児訪問看護では、看護の時間は患者さんとの1対1の向き合い。そのため「できた」の瞬間 に立ち会える喜びとやりがいを感じる看護師の声も多くあります。
複数の患者さんを担当するため、1人の患者さんに介入する時間はわずかな病棟看護師と比べると、ご家族と一緒に成長の喜びを分かち合えることは、訪問看護師の大きなやりがいと言えるでしょう。
看護師Aさんの体験談|小さな“変化”がくれた、大きな喜び
初めて訪問したときは、反応もほとんどなかったお子さん。どう関わればいいのか戸惑いもありましたが、回数を重ねるうちに私の問いかけにうなずくような仕草をしてくれるようになったんです!
その後も、表情や小さな仕草で気持ちを伝えてくれるようになりました。
ここで私は、「関わり続けることで、子どもたちのサインがわかるようになる」と実感。小児訪問看護だからこそ味わえるお子さんの成長の瞬間に味わえる喜びは、私がこの仕事を続ける大きなやりがいです。
【やりがい②】1対1の看護体制で、高度な看護技術が身につく
小児訪問看護では、医療的ケアを必要とする子どもたちと1対1で向き合う時間が日常です。
吸引や呼吸管理、栄養管理など、専門的な知識や技術が常に求められる現場だからこそ、看護師としての実力が問われ、確実に育っていきます。
つまり、“子どもの命と暮らしを支える”という責任の重さとやりがいが、日々の成長へとつながっているのです。
看護師Jさんの体験談|責任の重さの中に見えた、自分の成長
1人で対応する小児訪問看護は、何度経験を重ねても緊張します。医療的ケアが必要なお子さんを前にすると、「この判断で本当に正しいのか」と不安になることもあります。
そんなある日、普段と違うお子さんの変化に気づきました。すぐにソイナース本部と医師に連絡。
ご家族と相談しながら、その場で冷静に処置することができました。その瞬間私は、自分自身の看護師としての大きな成長を実感したのです。
今では責任の重い現場だからこそ、スキルや判断力が確実に身につくことが、私のやりがいと感じています。
【やりがい③】医療・福祉・教育との多職種連携に携われる
小児訪問看護は、子どもやそのご家族の生活を支えるために、看護師一人では完結しない支援が求められることも多くあります。
医療だけでなく、福祉や教育など、さまざまな専門職と連携しながらチームで関わる場面が多くあるのです。
例えば、訪問看護師として学校や保育園の先生と情報を共有したり、地域の相談支援員とケア体制を整えたりすることも。
多職種と協力し合うことで、看護師としての視野が広がるだけでなく、「子どものためにできること」をともに考える一体感や達成感も感じられます。現場の中で学び続けたい看護師にとって、大きなやりがいとなるでしょう。
看護師Nさんの体験談|他職種と力を合わせて見守る日常
私は、医療的ケア児のお子さんが安全な学校生活を送れるように見守る学校看護師をしています。
在校時間中のケアや体調の変化に対応しながら、先生や支援員の方々と日々連携を取り合っています。
その日常で感じるのは、学校という場では、医療だけでなく教育や福祉の視点が欠かせないということ。
医師からの指示だけでなく、先生からの気づきや保護者の希望をどのように調整し、お子さんにとって最適な支援にするか。看護師としての伝達力や調整力が求められる場面が多くあります。
この仕事を通じて、他職種と対等に意見を交わす機会も増え、チームの一員としてお子さんの成長に関われることに、大きなやりがいを感じています。
【やりがい④】自分らしい働き方ができる自由さ
訪問看護はスケジュールや勤務形態に柔軟性があり、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
またソイナースでは夜勤がなく、日中の勤務が基本。この点がライフワークバランスを重視する看護師にとっては大きなメリットです。
家族との時間やのプライベートを大切にしたい人にとって、無理なく現場に関わり続けられる点は大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
さらに小児訪問看護では長期的に同じ患者さんを担当するケースも多く、心にゆとりを持った無理のないペースで関係性を築けるため、安心して看護に集中できます。
このような点から「長く続けられる働き方」がやりがいにつながるという声も多く耳にします。
看護師Hさんの体験談|プライベートが充実するからこそ感じるやりがい
小学生の子どもを育てながら働いている私にとって、日中のみの勤務で働ける小児訪問看護は、本当にありがたい環境です。
前職では夜勤があったため、家族の時間が減ることを心配し、キャリアと家族の両立を諦めていました。
でも今では子どもの登下校にあわせて働くことができているため、家族のコミュニケーションも生活リズムも安定しています。
こうして自分のペースで働けるようになり、心に余裕を持って看護に向き合えるようになりました。
家庭を大切にしながら、看護師としても成長を感じられる。そんな自分らしい働き方ができている今は、「続けるほどに深まるやりがい」を日々実感しています。
【やりがい⑤】「ありがとう」が日々の原動力になる
小児訪問看護では、ご家族やお子さんと長く深く関わることができるため、信頼関係も築きやすく、感謝の言葉を直接いただく機会も多くあります。
「ありがとう」「助かりました」
そんな一言が、時に疲れた心を癒し、次の訪問への励みになることも少なくありません。
病院ではなかなか実感できない患者さんや、ご家族との心の距離の近さが日々あるからこそ、自分の看護が誰かの暮らしに役立っている実感を持てる。それが小児訪問看護ならではのやりがいのひとつです。
看護師Sさんの体験談|誰かのためになる日常
訪問看護を始めてすぐの頃は、「本当に私の看護が役に立っているのかな」と不安になることも多くありました。
でもある日、ふとした会話の中で、お母さんから「来てもらえるだけで気持ちが落ち着きます」と言っていただいて。これまでの肩の力がふっ…と抜けたのを覚えています。
特別なことをしているつもりはないけれど、毎回の「ありがとうございます」のひと言が、続けていくうえでの安心材料になっています。
日々の寄り添いの中で、自分の存在が誰かの日常に溶け込んでいるやりがいはこの仕事だからこそ得られるものなのではないでしょうか。
小児訪問看護は、感動とスキルアップのやりがいに溢れている
小児訪問看護の現場には、病院とはまた違ったやりがいや魅力が詰まっています。
- 子どもの成長を間近で感じられること
- 1対1の看護で確かなスキルを磨けること
- 多職種と連携しながら、看護師としての視野が広がること
- 自分らしい働き方を実現しながら、「ありがとう」と言ってもらえる日々があること
すべての経験が、自分の看護観や人生そのものを深めていく…。そんな“日々の積み重ね”が、確かなやりがいとして返ってくる仕事です。
今の働き方に悩んでいる人や、新しいフィールドで看護を深めたいと考えている人にとって、小児訪問看護はきっと、一歩踏み出す価値のある場所になるはずです。
小児訪問看護について、もっと詳しく知りたい人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。