医療的ケア児の移動支援・送迎サポートについて

医療的ケア児を育てるご家族の皆さん、日々の移動・送迎にかなりの労力を割いていませんか？お子さまのケアだけじゃなく、日常生活や仕事との両立など、バランスよく健全に生活をしていきたいのに難しい…、と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、医療的ケア児の移動支援サービスについて詳しく解説します。さらにSoiNurse（ソイナース）が実施している移動支援・送迎サポートについてもご紹介するのでぜひご確認ください。

2021年6月「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」（医療的ケア児支援法）が制定、同年9月に施行されました。この法律は、医療的ケア児を育てる家族の負担を減らし、離職を防ぐことを目的としています。この法律によって国や地方自治体は、医療的ケア児とその家族が健やかに生活するために、必要な支援を行うことが責務となりました。

そして家族が負担している多くのサポートの中でも特に重要なサポートの一つと考えられているのが、「通学時の移動・送迎サポート」です。お子さまに少しでも外に出て世界を広げてほしい、勉強する機会を与えてあげたいと考えた時、移動や送迎がどうしても必要になります。しかし、毎日の移動の全てを家族の皆さんが担うのは、とても大変なことです。

通学時の移動・送迎サポートは、医療的ケアの必要度が高く、スクールバスによる通学が困難な医療的ケア児が対象となるサポート。その具体例として、下記のような支援が挙げられます。

福祉車両を活用し、訪問看護ステーション等の看護師が同乗する
学校看護師や家族に代わって、訪問看護ステーション等の看護師がスクールバスに同乗する

医療的ケア児の移動支援・送迎サポートの必要性

医療的ケア児の大多数が通う特別支援学校では、登下校にスクールバスを活用しています。
しかし、安全面や衛生面の問題でケア児はスクールバスを利用することができない場合も少なくはありません。その場合は毎日ご家族が送迎しているのが現状ですが、ご家族への負担は大きく、下記のような声がささやかれることもあります。

ご家族の声

学校には行ってほしいけど、毎日登下校の付き添いは大変
できれば登下校は一人で行ってほしいけど、実際は難しく不安もある
登下校の付き添いがあると、なかなか仕事ができない
少しは自分の時間が欲しい

SoiNurse（ソイナース）の通学バス支援サポートについて

SoiNurse（ソイナース）では、特別支援学校に通学する医療的ケア児の『通学バス支援サポート』を行っています。特別支援学校への通学とご自宅への下校の際の送迎において、ご家族の代わりに看護師が同乗して必要なケアを行うというものです。

通学バス支援サポートを利用するメリット

ソイナースの通学バス支援サポートを利用するメリットとして、下記のような点が挙げられます。

ご家族の大きな負担を軽減できる

通学時の付き添いは毎日のことであり、ご家族への負担も相当大きいと言えます。ソイナースがお手伝いさせていただくことで、その負担をご家族が一身に背負うという状況を回避できるのです。

安定的に教育の機会を与えることができる

第３者が関わることで、ご家族の体調やご都合でお子さまが学校へ通えない事態を避けることができます。それにより、お子さまの教育の機会を守ることができるので安心です。

看護師常駐で安全性が高い

日頃からケアに介入している看護師が付き添うため、安全性が高いことも大きなメリットです。吸引や衛生管理などの医療的ケア以外にも、看護師視点でお子さまの安全面や発達面を考慮することが可能です。必要時には、主治医や養護教諭との連携・調整も行っていきます。

Soi Nurse（ソイナース）の強み

Soi Nurse（ソイナース）とは、すべてのお子さまとそのご家族に看護師が寄り添うケアリングサービスであり、「保育」と「看護」「療育」の要素をどちらも兼ね備えています。

ソイナースは、「医療的ケアが必要なお子さまとそのご家族が、健やかに生きられるような社会を目指す」という理念のもとで、看護師資格を保有した2500名以上が即戦力として登録、月に約80名が稼働しています。
ただ人数が多いだけでなく、徹底した情報共有のほか、相互連携やスキルアップ研修といった体制もあるため安心してご利用いただけます。

サポート条件・エリア

サポートエリアは東京都23区内全域です。それ以外の市区町村の方は応相談となります。サポート対象条件は以下の3つです。

東京都内の特別支援学校に通われている
送迎バスにおいて、医療的ケアが必要と認められている
SoiNurse（ソイナース）で訪問看護を現在利用いただいている、もしくはご利用予定